時々、どこからともなく現れるヤモリ。
家の外に出そうと思っても、アッという間にどこかへ行ってしまうことがありますね。ヤモリが苦手な方も少なくないでしょう。
もし家の中でヤモリを見失ったら、どうしたら良いのかしら?そんな時に役立つ情報をお伝えします。
ヤモリが見つかったら、家族が驚かないうちに、静かに対処したいものです。
でも、気が付くとすでに隠れてしまっていて、どこにいるのか見当もつかない…そんなことはありませんか?
今回は、そんな時にどうすれば良いのか、ヤモリがお家の中で見失ったときの対処法をご紹介します。
家でヤモリを見失ったらどうなる?
ヤモリはとても足が速く、隠れるのが得意です。家の中で見失うことは、実はよくあるんですよ。
見失ったヤモリはどうなるのでしょうか?
その後の行方について、3つの点から解説します。
自分で外に出るかもしれません
ヤモリが家に入る一番の理由は、エサを求めてです。
彼らは昆虫を食べるために入ってきますが、家の中にエサがなければ、自分で外に出ることもあります。
ヤモリは夜行性なので、夜に静かに出口を探すこともあるのです。
ですが、家の構造によっては、出口が見つからずにずっと居ついてしまうことも。
そのため、しばらく姿を消すことがあります。
時には亡くなることも
残念ながら、ヤモリが家の中で命を落とすこともあります。
これは、エサや水が足りなかったり、狭い隙間に挟まれてしまったりするからです。
ヤモリは小さな体を生かして狭い場所に入り込むことがありますが、動けなくなってしまうことも。
亡くなったヤモリは、見つけにくい場所にいることが多いです。
そのため、なかなか見つけられずに、ひっそりと姿を消すことがありますね。
このように、ヤモリを見失った場合のいくつかの可能性と、見つけた時の優しい対処法をご紹介しました。
ヤモリも自然の一部ですから、優しく見守ってあげましょうね。
家の中で増えることも
お家の中がヤモリにとって居心地が良ければ、繁殖してしまうこともありますよ。
特に湿度が適度で、彼らの食べ物になる小さな虫がたくさんいる環境では、ヤモリが長く住み着くことも少なくありません。
家の中でヤモリが増え始めると、思ってもみなかった場所から家族の一員のように現れることもあるんです。
繁殖が進むと、家のあちこちでヤモリを見かけるようになるかもしれません。
これは少し珍しいことですが、お家がヤモリにとって住みやすい環境であれば、起こりうることですね。
お家で見失ったヤモリを見つけるコツ
家の中でヤモリを見失うと、どこかで静かにしていることが多いですね。
もし外に出てくれるといいのですが、お家にとどまることも考えられます。
そんな時、冷静に行動すれば、意外と簡単に見つけることができるんですよ。
ここでは、ヤモリの見つけ方について、実用的なアドバイスをご紹介します。
夜の時間を利用する
ヤモリは夜行性なので、昼間に見失ってしまったら、夜に行動が活発になるのを待ちましょう。
日が暮れてから、家の静かなところでヤモリの出現を待つと良いですね。夜、彼らが活動を始めると、見つけやすくなります。
のんびりと彼らのペースに合わせて探してみてください。
明かりを味方につける
ヤモリは昆虫を食べるので、光に集まる虫を狙います。
ヤモリが隠れているかもしれない部屋のライトをつけて、静かに観察してみましょう。
ただし、家の中のすべての明かりをつけると、ヤモリがどこにいるのか分かりにくくなるので注意が必要です。
光をうまく利用して、ヤモリが出てくるのを待つのがおすすめです。
静かに観察する
ヤモリはとても神経質な生き物で、少しの音や動きで隠れてしまいます。
だから、静かにして、大きな動きを避けることが大切です。
部屋でじっとしていると、ヤモリも安心して姿を現すかもしれません。
静けさを保ちながら、ヤモリが出てくるのを待つことが、見つけるためのポイントです。
お家で見つけたヤモリの安全な外への送り方
お家の中でヤモリを見つけたら、できれば外に戻してあげたいですね。
ヤモリを傷つけずに外に出すための、やさしい方法をいくつかご紹介します。
虫取り網を使ってみましょう
ヤモリを優しく捕まえるには、虫取り網がとても便利です。
網を使うことで、素早く安全にヤモリを捕まえることができます。
網を振り回すのではなく、ゆっくりとヤモリの近くへ近づけてください。ヤモリは敏感なので、焦らずに慎重に扱いましょう。
捕まえたヤモリは、庭や近くの自然が豊かな場所でそっと放してあげてください。
この方法はヤモリにとってもストレスが少なく、一番おすすめの対処法です。
冷凍スプレーを活用する場合
狭い隙間に隠れてしまったヤモリを捕まえる必要がある時、冷凍スプレーを使う方法もあります。
スプレーを少し吹きかけると、ヤモリの動きが鈍くなり、そっと手で捕まえやすくなります。
しかし、この方法はヤモリに少なからずストレスを与えますので、本当に他に方法がない場合に限定してください。
使用する際には、ヤモリの体に直接長時間スプレーを当てないように注意してください。
殺虫剤は最後の選択肢として
ヤモリは害虫を食べてくれる有益な存在ですから、殺虫剤の使用は避けたいものです。
殺虫剤はヤモリだけでなく、お家の環境にも悪影響を与えることがあります。
ヤモリは自然の一部ですから、できるだけ自然に帰すのが望ましいです。
どうしても対処が難しい場合は、専門の方に相談するのが良いでしょう。ヤモリに優しく、家の安全も守る方法を選びましょうね。
ヤモリをそのままで大丈夫かしら?
ヤモリを追い出す方法についてお話ししてきましたが、じつはヤモリをそのまま放置しても問題ないんですよ。
ヤモリには毒性がなく、人に害を及ぼすこともありませんからね。
ヤモリは他の一部の爬虫類のように毒を持っていたり、攻撃的であるわけではありません。
とても臆病で、少しの物音にもすぐ隠れてしまいます。
ですから、人間を襲うようなことは絶対にないので、安心してくださいね。
ヤモリは害虫を食べてくれるので、家の中にいることはむしろラッキーだと思って、穏やかに共存することをおすすめします。
見失ったヤモリをどうやって外に出す?
ヤモリが苦手な方や、家族がびっくりしないように、どうしてもヤモリを外に出したい場合もあるでしょう。
ヤモリはなかなか見つからないことも多いですが、見失ったままでも外に追い出す方法をご紹介します。
部屋の隙間を利用する
ヤモリが隠れている部屋の隙間、たとえば扉や窓を少し開けておくと良いですね。
ヤモリは物陰に隠れがちですが、夜になると活動を始めるので、隙間があれば自然と外に出て行くでしょう。
ただし、隙間を開けておくことで新たなヤモリが入ってくることもありますので、ヤモリが出たと確認できたら隙間をしっかりと閉じてくださいね。
出口近くの明かりを活用する
夜、ヤモリが外に出やすいように、出口の近くに明かりをつけておくのが効果的です。
虫が光に引き寄せられるように、ヤモリもその虫を追って自然と光の方へと移動するかもしれません。
忌避剤を使ってみる
それでもヤモリが出て行かない場合は、忌避剤を使うのも一つの方法です。
ヤモリが嫌がる臭いや成分が含まれた忌避剤を置くことで、ヤモリを家の外に誘導できます。
ただし、忌避剤のにおいは人間にとってもかなり強烈なものが多いので、使用する際はその点を考慮してくださいね。
まとめ
ヤモリはとても素早く、見失うと捕まえるのが難しいですが、ヤモリの習性を理解して適切な対策を行なえば、スムーズに外に誘導することができます。
また、ヤモリが家に入ってくる原因となる虫の駆除も同時に行うと、再びヤモリが戻ってくることを防げますよ。