寒い季節はお部屋の空気が乾燥して、肌や喉に負担がかかりますよね。
加湿器もいいのですが、お手入れが大変で、カビが心配…。そんな時は、手軽にできる湿度対策を試してみませんか?
例えば、コップに水を入れて部屋に置くとか、濡れタオルを干すといった方法です。
これらは加湿器ほど効果は大きくないかもしれませんが、気軽に始められる方法としておすすめですよ。
コップに水を置くだけで、本当に部屋の乾燥対策になる?
一般的に、コップに入れた水を使う方法は、その蒸発面が小さくて加湿効果は限定的です。
実際に私もよくやってみるのですが、感じるほどの湿度の変化はありません。笑
もし、もう少し効果的に湿度を上げたいなら、もう少し大きな容器を使うのが良いでしょう。洗面器やバケツに水を入れて使う方法や、手作り加湿器を作るのも一つの手です。
簡単にできる方法としては、コップに水を入れ、キッチンペーパーやコーヒーフィルターを立てておくだけ。
これだけでも、水の蒸発面が増えて、少しだけ湿度が上がります。
また、お湯を使うと蒸発速度が上がりますので、さらに効果的です。
ただし、電子機器が近くにある場合などは、こぼれないように気をつけてくださいね。
残念ながら、これらの方法では部屋全体をしっかりと加湿することは難しいですが、静電気が気になるときなど、少しでも快適に過ごすための一助になればと思います。
静電気についても、加湿できると少しはマシになるはずですよ。
家庭でできる簡単加湿方法!濡れタオルを使ったコツ
部屋の空気が乾燥していると、喉や肌にも悪影響がありますよね。
加湿器を使わなくても、身近なもので簡単に湿度対策ができるんですよ。
お家にあるバスタオルを1~2枚、水で濡らしてから軽く絞り、ハンガーに掛けて部屋に干しましょう。
フェイスタオルよりも大きなバスタオルを使えば、その分、蒸発する水分も多く、部屋の湿度を効果的に上げることができますよ。
水滴が床に落ちないように、タオルはしっかりと手で絞るか、洗濯機で軽く脱水してから干すと良いですね。
また、エアコンを使うときは、風でタオルがすぐに乾いてしまうので、エアコンの風が直接当たらない場所に干すことがポイントです。
お風呂上がりに使ったタオルを活用するのもおすすめです。
洗濯前に一晩部屋に干しておくと、次の日までに自然と湿度が上がります。
使わないタオルも衛生的に管理するため、定期的に洗濯してくださいね。
さらに、濡れたタオルをハンガーに掛ける前に、少し振り回すと、効果的に部屋に湿度を広げることができます。
ただし、この時はタオルが周りのものや人に当たらないように注意してください。
思いがけず痛い思いをすることもありますので、気をつけて行いましょう。
家庭で簡単にできる乾燥対策!手軽な方法10選
乾燥する季節は、やはり加湿器が一番便利ですが、定期的なお手入れが必要で、カビが生えやすいのが心配ですよね。
お手入れが面倒で加湿器を使いたくない方も多いと思います。そんな方におすすめの、加湿器を使わない湿度対策をご紹介します。
洗濯物を室内で干す
洗濯物を室内に干すことは、濡れタオルを使うのと同じように部屋を加湿する効果があります。
ただ、室内干しの際は、生乾きのにおいが気になることがありますよね。
においを抑えるためには、室内干し専用の洗剤を使うと良いでしょう。また、可能な限り日の当たる窓辺など、風通しの良い場所に干すことが大切です。
洗濯物の量が多ければ多いほど部屋の湿度を上げることができますが、湿度が高くなりすぎることもあるので、適度に窓を開けて空気を循環させましょう。
また、扇風機やサーキュレーターを使用すると、空気を循環させて洗濯物が早く乾くだけでなく、生乾きのにおいも減少させる効果があります。
これは加湿と同時に快適な室内環境を保つための便利な方法です。
お部屋を自然に加湿する霧吹きの使い方
部屋全体に霧吹きで水をスプレーすると、手軽に湿度を調整することができますよ。カーテンや絨毯など、水を吸収しやすい素材に直接スプレーしても大丈夫です。
ただし、水の量が多すぎると雑菌やカビの原因になることもあるので、ほどほどにしてくださいね。
100円ショップで手に入る霧吹きでも十分です。細かい霧が出るタイプを選ぶと、より効果的に水分を部屋に行き渡らせることができます。
霧吹きを使う場合は、中の水を毎日替え、時々霧吹き本体をアルコール消毒するのがおすすめです。
また、ルームスプレーや消臭スプレーを使うのも良いですが、成分によってはお肌に合わないこともあるので、使用量には気をつけてください。
精油を少し加えると、部屋が良い香りに満たされます。
ラベンダーやティートリー、ユーカリなど抗菌作用のあるアロマオイルは、香りだけでなくカビ予防にも効果的です。
アロマオイルは「生活の木」のような信頼できるショップで選ぶと安心ですし、スタッフから役立つアドバイスをもらうこともできますよ。
床や窓の水拭きで加湿とお掃除を一緒に
濡れた雑巾でフローリングや窓ガラスを拭くことでも、部屋の湿度を上げることができます。
これはホコリの除去やウイルス対策にもなるので、一石二鳥ですね。清潔な部屋で過ごすことは、健康的な生活にもつながります。
時には、毎日の水拭きが少し面倒に感じることもありますが、加湿器の手入れと比べてみれば、もしかしたらもっとシンプルかもしれませんね。
部屋に観葉植物を置いて自然な加湿
観葉植物は根で水を吸い上げて、葉から水分を放出するため、自然の加湿器とも言えます。
葉の大きい植物はより多くの水分を蒸発させるので、効果的ですよ。
水耕栽培で育てる植物も、土を使わずにすむのでお手入れが楽でおすすめです。
ただ、冬は植物の成長が緩やかになるため、加湿効果は少し弱まるかもしれませんが、部屋に緑があると心も癒されますね。
特に初心者に優しい植物としては、パキラやサンスベリア、モンステラがあります。
我が家ではモンステラが天井近くまで成長しました。
部屋の湿度がどれだけ上がっているかはわかりませんが、植物を見ると、「乾燥しているから気をつけよう」と意識するようになります。
最初は頻繁に葉に水を吹きかけていましたが、今はほとんどしていません。それでも植物は元気です。
お鍋を楽しむ
お鍋をするとき、カセットコンロで長時間煮込むことで、部屋に蒸気が広がり湿度が上がります。
窓に結露ができるほどですから、かなりの加湿効果が期待できます。
お肌にも良いコラーゲンたっぷりの鍋なら、体の内側からも潤いを感じられるかもしれませんね。
お湯を沸かして加湿
やかんや電気ケトルでお湯を沸かし、蓋を開けておくと部屋に蒸気が広がります。
状況によっては、沸騰したお湯を鍋や洗面器に入れて部屋に置くのも効果的です。
ただし、高温の蒸気には注意が必要ですし、火にかけている間は絶対に目を離さないでくださいね。
お風呂の湯気を活用して自然に加湿
お風呂は家の中で一番湿度が高くなる場所です。
お風呂から上がった後に浴室のドアを少し開けておくと、蒸気が部屋に広がって自然な加湿ができますね。
浴槽のお湯をすぐには抜かないでおくと、より多くの蒸気が出て効果的です。
空気の流れを良くするために扇風機やサーキュレーターを使うと、さらに湿度が部屋全体に広がります。
ただ、湿度が高くなりすぎるとカビが生えやすくなるので、注意が必要です。
もし、加湿したい部屋が浴室から遠い場合は、浴槽のお湯を洗面器に移してその部屋に置くと良いでしょう。
ただし、水をはったままの浴槽のドアを開けておく場合は、小さなお子様やペットがいる家庭では事故の危険があるので、十分に注意してください。
マスクを利用して喉と鼻を保湿
マスクをすることで、自分の呼吸からの湿気がマスク内に保持され、喉や鼻を乾燥から守ることができます。
特に寝ている間にマスクをすると、朝起きたときに喉の乾燥を感じにくくなりますよ。
ただし、マスクが苦手な方もいるかもしれません。
息苦しさや耳への圧迫感、寝ている間にマスクが外れてしまうこともありますから、慣れが必要です。
市販の「ぬれマスク」もありますが、私は自分で簡単に作ることが多いです。
コットンやガーゼに水分を含ませて、マスクの中に挟むだけです。
使い捨てマスクなら2枚重ねの間に、布製マスクなら重なった層の間に入れます。ただし、鼻は避けて、呼吸が困難にならないようにしてくださいね。
私は肌が敏感なため、紙製のマスクは痛く感じることもありますが、ガーゼ製のマスクは肌触りが良く、寝るときは特にそれを使っています。
少し息苦しい時は鼻を出していますが、これで十分です。リップクリームを併用すれば、唇の乾燥も防げます。
これらの方法は個人を保湿するものなので、部屋全体の加湿には別の方法を組み合わせることをおすすめします。
エアコン以外で温まる方法
エアコンで部屋を暖めると、空気が乾燥しやすくなることがありますね。
それでは、エアコン以外でどんな暖房方法があるのでしょうか。
石油ストーブやガスファンヒーターは、燃焼によって発生する水蒸気が空気を潤すので、乾燥対策にも役立ちます。
また、ストーブの上にやかんを置いてお湯を沸かすと、蒸気でさらに加湿できますよ。ただし、空焚きにならないように注意してくださいね。
燃焼器具は定期的に換気をして、一酸化炭素中毒のリスクも防ぎましょう。
マンションなどでは使用が制限されている場合もあるので、事前に確認が必要です。
火を使わない暖房方法としては、ホットカーペットや床暖房もありますが、私のおすすめはオイルヒーターです。
オイルヒーターは風を使わないので、部屋が乾燥しにくいのが特徴です。
私も以前はストーブを使っていましたが、灯油を購入して運ぶ手間があり、少し大変でした。
エアコンの乾燥する風が苦手で、最終的にはオイルヒーターに切り替えました。
重いですが、一度設置すれば手間がかからず、乾燥も少ないのが魅力です。
ただし、使用方法によっては電気代が高くなることもあるので注意が必要です。私が使用しているのはデロンギのオイルヒーターです。
水槽を活用して湿度を調整
熱帯魚の水槽は、フタを半開きにすることで部屋の湿度を自然に高めることができます。
ただし、湿度が高すぎる場合はフタを閉めると調節ができます。
熱帯魚の飼育はコストもかかりますし、生き物を育てる責任も伴いますので、湿度調整のためだけに飼育を始めるのはおすすめしません。
実際、我が家でも一時期多くの熱帯魚を飼っていましたが、管理は正直大変でした。
もし湿度を上げたいだけなら、水槽にエアーポンプを入れておくだけでも一定の効果がありますよ。
家庭でできる簡単な加湿方法のまとめ
お家で手軽にできる加湿のアイデアをご紹介します。
これらの方法は、加湿器を使わなくても部屋の乾燥を防ぐのに役立ちますよ。
- 濡れタオルを干す
- 洗濯物を部屋干しする
- 霧吹きで水をまく
- 床や窓を水拭きする
- 観葉植物を置く
- 鍋料理をする
- お湯を沸かす
- お風呂のドアを開けておく
- マスクをつける
- エアコン以外の暖房器具を使用する
- 水槽を置く
理想的な室内湿度は50~60%と言われています。
特に、インフルエンザウイルスは湿度が60%に保たれると活動が抑制されるため、冬場の乾燥対策は特に重要です。
これらの方法を単独で行うだけでも効果がありますが、複数を組み合わせることでより効果的に湿度を管理することができます。
ただし、湿度が高すぎると不快感を感じたり、カビの原因にもなるので、適度に調整することが大切です。
これらの方法は冬だけでなく、夏のエアコンによる乾燥対策にも効果的です。
加湿を心掛けることで、静電気の発生も抑えられます。
ぜひ、ご家庭でお試しになって、快適な室内環境を保ってくださいね。