知っているようで実はよく理解していないWi-Fi(ワイファイ)。
あなたはWi-Fiについて即答できますか?
無線LANについても「あ~パソコンに線を接続しなくてもネット接続なるシステムのことですよね?」くらいにしか理解できていないのでは?
この記事では、Wi-Fiの基礎と無線LANとの違いについてお話ししますね。
無線LANって何?
無線LANは、空を飛ぶ電波を利用してデータをやり取りするネットワークシステムなんですよ。
具体的には、面倒なケーブルを使わずに、家やオフィスでネットワークを作る方法として知られています。
LANとは何でしょう?
LAN、それは「Local Area Network」の略で、限られた範囲内で複数のデバイスがデータを共有できるネットワークのことを指します。
たいていは一つの建物やキャンパス内に設置され、無線または有線でデバイス同士が繋がります。
たとえば、学校や会社でパソコンやプリンターなどが互いに通信するのに使われるんです。
よくある間違いは、LANがあればインターネットに繋がっていると思いがちですが、それは違います。
LANは単にデバイス同士をつなぐもので、インターネットに接続していなくても、その機能は果たされるんですよ。
さて、LANの話をしましたが、通信の範囲を示す他の言葉もあるんです。次の部分では、それについても触れていきましょう。
ネットワークの範囲による異なる呼び名
ネットワークは、場所の大きさによっていろいろな名前で呼ばれます。
たとえば、学校や職場など特定の小さな地域で使われるネットワークから、広い範囲をカバーするものまであります。
それぞれのネットワーク範囲に応じた呼び名について、これから詳しくお話ししますね。
●PAN(パン)
PANとは、Personal Area Networkの略で、ごく近い範囲で使われる個人的なネットワークを指します。
たとえば、自分のパソコンやスマートフォンといった周辺機器をつなぐために使われることが多いです。
ブルートゥースで接続するのも、PANの一つの例です。
●LAN(ラン)
LANは、Local Area Networkの略で、一つの建物やその敷地内で完結するネットワークを形成します。
オフィスや家庭内でデバイスが互いに通信するために設けられることが多いですね。
●MAN(マン)
MAN、つまりMetropolitan Area Networkは、もっと広い範囲、例えば一つの都市全体をカバーするネットワークを指します。
このネットワークは、広範囲のデータ通信をサポートするために使われます。
●WAN(ワン)
WANはWide Area Networkの略で、非常に広い地域や国際間を繋ぐネットワークです。
このネットワークを通じて、遠く離れた場所同士の通信が実現されます。
これらのネットワーク範囲は、狭いものから広いものへと段階的に広がっていくのが一般的です。
それぞれに応じた具体的な利用例を知ることで、より理解が深まりますよ。
無線と有線の接続方法の違い
無線LANは、面倒なケーブルを使わずにデータをやり取りする方法ですね。
それに対して、有線LANはケーブルを使って接続されるため、とても高速で安定した通信が可能です。
例えば、Wi-Fiは無線LANの一つで、電波を利用してパソコンやスマートフォンなどのデバイス同士が通信します。
そして、有線接続の際には、さまざまな長さのLANケーブルが選べるので、お使いの場所に合った長さを選ぶことが大切です。
これからWi-Fiのさらなる詳細をお話ししましょう。
Wi-Fiの基礎知識
Wi-Fiは無線LAN技術を用いる一般的な通信方法です。
この「Wi-Fi」という言葉はWireless Fidelityを短縮したもので、「無線の信頼性」を表しています。
Wi-Fiは、製品間の互換性を保証するWi-Fi Allianceという団体によって管理されており、この団体はWi-Fi製品がスムーズに連携できるように標準化を行っています。
昔は、無線LAN製品が各メーカーごとに異なる規格で作られていたため、互換性の問題がありました。この問題を解消するためにWi-Fi Allianceが設立され、統一された規格「Wi-Fi」が開発されたんです。
Wi-Fi認証を受けた製品には、消費者が互換性を容易に識別できるよう、Wi-Fiのロゴが付けられています。
次に、無線LANとWi-Fiの違いについてもう少し掘り下げてみましょう。
無線LANとWi-Fiの違いについて
無線LANとは、ワイヤレス技術を使ってネットワークを構築する一つの方法です。
その中でWi-Fiは、特に広く普及している通信規格の一つとして知られています。
たとえば、私たちが「無線LAN」と言うとき、多くの場合はWi-Fiのことを指すことが多いですが、Wi-Fiは無線LANの中のほんの一つの形式に過ぎません。
Wi-Fiは無線LAN技術の中でも特に知名度が高く、しばしば無線LANと同義で使われることもあります。
しかし、技術的に見ると、Wi-Fiは無線LANの一部であり、無線LAN全体を代表するものではないんですよ。
まとめ
このお話から分かるように、無線LANはケーブルを使わないネットワーク構築の方法であり、Wi-Fiはその中でも最も一般的に使われる規格です。
無線LANの一形式として、Wi-Fiが非常に広く採用されています。
なんとなくですが、ワイファイのこと理解できたのでは?
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。