ローズマリーと他のハーブを寄せ植えする方法と、どのハーブが相性が良く、どのハーブを避けるべきかについてお話ししますね。
ローズマリーの寄せ植えは少し難しいとされていますが、いくつかのポイントを押さえることで、成功する確率を高めることができますよ。
ここでは、ローズマリーと相性のいいハーブについても詳しくご紹介します。
ローズマリーの寄せ植え、実は可能？
一部には「ローズマリーは寄せ植えに向かない」という意見もありますが、相性のいい植物を選べば、寄せ植えが可能です。
ローズマリーが寄せ植えに向かないとされる主な理由は以下の二つです。
- 植え替えを好まない
- 成長して大きくなりすぎる
ローズマリーは根を触られることを非常に嫌うため、植え替えが必要な場面では弱ることがあります。
さらに、長期間にわたって成長し続けるため、鉢の中が根でいっぱいになり、茎が木質化してしまうことも。
単独で鉢植えの場合は、大きい鉢への植え替えが可能ですが、寄せ植えの場合、他の植物とのバランスを取るのが難しくなります。
ローズマリーを寄せ植えに含める場合は、その植物の特性を理解し、適切な管理を心がけることが重要です。
キッチンハーブの寄せ植えのコツ
ローズマリーを含むハーブの寄せ植えには少しコツが必要です。
一般的にはローズマリーは単独での植栽が推奨されますが、もし寄せ植えに挑戦したいとお考えの方は、以下のポイントに気をつけてくださいね。
- 十分なスペースを確保する
- 2～3種類のハーブを選ぶ
- 株と株の間に間仕切りを入れる
植物同士が密集しすぎると、風通しが悪くなり健康に育ちません。
相性の良い2～3種類のハーブを選んで、それぞれの間に少なくとも拳一つ分のスペースを確保しましょう。
また、寄せ植えでは根の絡まりを防ぐために、間仕切りを設けることが有効です。例えば、100円ショップで手に入るプラスチックの下敷きを切って使うと良いでしょう。
これらのポイントを押さえることで、ローズマリーの寄せ植えも成功させるチャンスが高まりますよ。
ローズマリーと相性の良いハーブの選び方
ローズマリーは寒さにも強く、湿気を苦手とするハーブです。
同じ特性を持つ植物との寄せ植えがおすすめですよ。
それでは、ローズマリーと仲良く育つハーブをいくつかご紹介しますね。
ローズマリーとよく合うハーブたち
ローズマリーに似た環境を好むハーブとして、タイムやセージがあります。これらは初心者の方でも育てやすいと評判です。
タイムの特徴
タイムは、寒い気候や乾燥を好み、高温多湿は苦手です。
多くの種類があり、コモンタイム、レモンタイム、シルバータイムなどが人気です。
肉料理や魚の臭み消しにも使われることが多く、ローズマリーと同様、日当たりが良く水はけの良い場所で元気に育ちます。
セージとの相性
セージもローズマリーと性質が似ており、相性が良いですが、梅雨時の高温多湿は得意ではありません。
ハーブティーや肉料理の香り付けに使われることが多く、コモンセージやクラリセージ、ゴールデンセージなど、様々な種類があります。
ローズマリーと相性の良いキッチンハーブ
ローズマリーと相性のいいハーブは他にもたくさんあります。特に、料理に役立つハーブとしては以下のものが挙げられますね。
- オレガノ
- バジル
- パセリ
- ローリエ
- スープセロリ
これらは料理に頻繁に使用されるため、キッチンガーデンでの寄せ植えにおすすめです。
ローズマリーに合う花たち
ローズマリーとの相性が良い花も、いくつかご紹介しましょう。
- デージー
- シルバーグリーン
- ビオラ
- プミラ
- クリスマスローズ
ローズマリーは立ち姿で高さを出す品種や、地を這うように広がる品種がありますので、これらの花と組み合わせることで庭が一層引き立ちますよ。
ただし、ローズマリーは植え替えが苦手なため、長期間楽しめる組み合わせを考えることが大切です。
ローズマリーと合わないハーブ
ローズマリーは乾燥を好むのに対し、ミントは湿潤な環境を好むため、両者の水の好みが大きく異なります。
このため、ミントとローズマリーを同じ鉢で育てるのは避けた方が良いでしょう。
ミントはたっぷりの水を好みますが、ローズマリーは水はけの良い土を必要とし、水分過多は避けるべきです。
異なる水やりのペースが必要なため、これらを一緒に育てるのは困難です。
ローズマリーの寄せ植えまとめ
ローズマリーを含めた寄せ植えについて、どのハーブが相性が良いか、また合わないかについてご説明しました。
ローズマリーは根張りが強く、木質化しやすいため、植え替えが難しい性質を持っています。
そのため、寄せ植えには特に注意が必要ですが、次のようなポイントを押さえることで、より成功しやすくなります。
- 十分な空間を確保する
- 2～3種類のハーブを選ぶ
- 株間に仕切りを設ける
これらのコツを活かし、特にタイムやセージといった初心者にも育てやすいハーブと組み合わせて、ご自宅で楽しいハーブガーデニングを始めてみてはいかがでしょうか。
