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臼と杵の違いを知りましょう!由来と読み方や餅つきの方法

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最近はお餅つきイベントも少なくなり、臼や杵を見かけることも減ってしまいましたね。

でも、これらの道具にはとても良い意味が込められているのですよ。

今日は、臼と杵についての意味や由来、種類、そして木製の臼と杵を上手に使う方法についてお話しします。

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臼と杵の意味と由来

あなたは臼と杵の意味や由来についてご存じですか?

臼(うす)とは何でしょう?

臼とは、中央がくぼんでいる道具で、ここに材料を入れて杵でつくことによって、お米を脱穀したり、蒸したもち米をお餅に変えたりします。

お餅を作るときに使う臼は「つきうす」とも呼ばれています。

臼の語源は、くぼんだ形を表すことから来ており、「穴」を意味することもあるのですよ。

杵(きね)とは何でしょう?

杵は、臼に入れた穀物をつぶすための木製の道具です。お米を脱穀したり、お餅をついたりするのに使います。

杵の「きね」という言葉は、接尾語として使われることが多いのですが、その由来はとても興味深いものがあります。

杵の象形文字は「木」と「音符午」を組み合わせたもので、「午」は十二支の中の馬を意味し、木と組み合わせることで「杵」という言葉が形成されました。

また、「午」には交差するという意味もあり、杵が交互に動く様子を表しているのです。

これからも、臼と杵の大切な役割を大事にしていきましょう。

それでは、木製の臼と杵を上手に使うコツも学んでいきましょうね。

臼と杵の歴史について

日本の臼と杵の使用は、約2000年前の弥生時代にさかのぼります。

これらの道具は、お餅をつくこと以外にも、米や麦、粟、稗、蕎麦などの穀物の脱穀や精白、製粉に利用されてきましたし、栗や樫などの木の実を加工するのにも使われていたんですよ。

生活に欠かせない穀物を加工するために、臼と杵はとても重要な役割を果たしてきましたし、家庭の象徴ともなっていたのです。

特別な儀式の中でも、臼と杵には重要な役割がありました。

例えば、葬儀では故人がこの世とお別れする際に空の臼をつくことがあります。

この行為は、故人の永遠の旅立ちを象徴し、日常生活で空臼をつくことは避けられるほど、非常に重要な意味を持っているのです。

また、結婚式では新しい門出として餅つきが行われます。

花嫁が新しい家庭に入る際、土間に並べられた二つの重い臼をどかすことから、新たな生活への困難を乗り越える力を象徴する儀式とされています。

それぞれの臼と杵が持つ、こんな深い歴史や意味を知ると、今でも大切に使い続けたいですね。

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臼と杵の種類について

昔はほとんどが木製でしたが、現代では臼と杵も多様化しています。

プラスチック製臼と杵

【良い点】

  • 事前に水につける必要がなく、準備が簡単です。
  • 餅が付着しにくく、お手入れが簡単です。
  • 割れにくく、丈夫で長持ちします。

【悪い点】

  • 割れてしまった場合、細かい破片が餅に混入しやすく、見つけにくいです。
  • 経年劣化により、破損しやすくなることがあります。

木製臼と杵

【良い点】

  • 使用するほどに手に馴染み、使いやすくなります。
  • 小さな傷がついても修理が可能で、耐久性があります。
  • 餅つき時にお餅が冷めにくく、ふんわりとした食感を保ちます。

【悪い点】

  • 餅がこびりつきやすく、使用後の掃除が大変です。
  • 乾燥に弱く、ヒビが入りやすい上、カビの発生も心配されます。
  • 使用する前に水に浸しておく必要があり、少々手間がかかります。

どちらの種類もそれぞれの良さがあり、用途やお好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

日々のお手入れや保管方法にも注意して、長く愛用していただけたらと思います。

石製臼と杵の特徴

石製の臼と杵も、日本の伝統的な道具としてよく用いられていますが、木製やプラスチック製と比べてどのような特徴があるのでしょうか。

【良い点】

  • 木製に比べてコンパクトで持ち運びがしやすいため、場所を選ばずに使えます。
  • 価格が木製よりも手頃で、初めての方にもお求めやすいです。

【悪い点】

  • 石製は熱を逃がしやすいため、餅が冷めやすいという欠点があります。
  • 杵にとって石臼は非常に厳しい環境であり、使用による摩耗が激しく、定期的な買い替えが必要になることがあります。

石製の臼と杵は、その独特の特性を理解した上で選ぶと、使い勝手が良くなるでしょう。

お手入れや保管の仕方にも気を付けて、長く使い続けることができるといいですね。

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木製の臼と杵でお餅をつく際の上手な使い方

お餅をつく機会があるかもしれませんね。

ここでは、お餅つきに必要な材料と事前に準備しておくべきことをお話ししますので、ぜひ覚えておいてください。

餅つきに必要な材料

  • 臼(うす)と杵(きね):木製、石製、プラスチック製など、お持ちのものをご用意ください。
  • もち米:臼のサイズに合わせて適量を準備します。
  • 蒸し器:もち米を蒸すために使います。
  • 餅とり粉:のし餅を作るときや餅を丸めるときに使います。
  • 水(お湯):お餅を手で扱うときに使う水です。
  • 調味料や食材:つきたてのお餅に合わせるお好みの調味料や食材をご用意ください。

事前に準備すること

  1. もち米の下準備:もち米は前日からよく研ぎ、水に浸しておく必要があります。前日までにもち米を購入し、準備をしてください。
  2. 木製の臼と杵の下準備:木製の場合は、臼と杵を前日から水に浸しておくことで、木が割れにくくなります。
  3. もち米の浸水:前日の晩までにもち米を必要量研ぎ、清水で何度かすすぎます。水をざっと切った後、しっかりと水が浸かる量を加えてラップをし、冷蔵庫や冬場なら冷たい部屋に置いてしっかりと浸水させておきます。

これらの準備をしておくことで、お餅つきがスムーズに、そして楽しく行えるようになりますよ。

お餅つきの当日に準備すること

お餅つきの日がやってきましたね。

当日は何かと忙しいので、事前にしっかり準備しておくと安心ですよ。

当日の準備

  1. 臼と杵の温め方:餅米を蒸し始める前に、臼と杵を温めておきます。前日に入れた水を捨て、熱湯を入れて臼と杵を温めてください。
  2. 蒸し器の準備:餅米が蒸し上がる少し前に熱湯を捨て、水気を軽く拭き取ります。
  3. 必要な水の準備:餅つきには、手水や杵を湿らせるためのお湯が必要です。それぞれ準備しておきましょう。
  4. 餅米の蒸し方:浸水させた餅米をざるに上げて水気を切り、蒸し布を使って蒸し始めます。中央を少し開けてドーナツ状にすると蒸気が通りやすくなります。
  5. 餅つきの具材準備:つき立ての餅を食べるための調味料や、のし餅にする場合は餅を広げる台と餅とり粉も準備しておくと、作業がスムーズに進みます。

お餅のつき方のコツ

  • 餅つきは、杵で餅を力強くつく人と、位置を調整する「返し手」が協力して行います。
  • 杵を使って餅米を細かくつぶし始め、徐々に全体をこねるように混ぜます。杵が餅にくっつきやすくなるのを防ぐために、時々杵に手水をつけてください。
  • 餅をつく人は杵に体重をかけて力強く、返し手はぬるま湯を含んだ手で餅米の端を中心に折り入れるように調整します。
  • もち米全体を時々ひっくり返したり、手水を加えたりして、餅が均一にまとまるようサポートします。
  • 掛け声をかけながらリズムよく餅をつき進めると、作業がスムーズに進み、怪我の防止にもつながります。

これらの準備とコツを心がけて、楽しいお餅つきをお過ごしくださいね。

お餅つき後の正しい臼のお手入れ方法

お餅つきが終わった後の臼のお手入れはとても大切です。

適切な手順で行うことで、臼を長持ちさせることができますよ。

つき終わった後の処理

  • 臼に残ったお米は、タワシを使ってこすり洗いし、素早く綺麗にします。
  • 洗い終えたら、タオルでしっかりと水分を拭き取ります。
  • 臼は急激な乾燥を避けてゆっくり乾かすことが大切です。直射日光を避け、通風の良い屋外の物置や物品庫で横にして保管しましょう。
  • 内部が水分で膨張しているため、急激に乾燥させると外側から割れることがあります。臼を直接地面に置かないで、スノコなどの上に横向きに寝かせてください。また、毛布やテントで覆わないようにしましょう。
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まとめ

  • 臼と杵は穀物の加工に不可欠で、家庭においても重要な道具となっています。
  • 現代では木製だけでなく、プラスチック製や石製の臼と杵もあり、それぞれに長所と短所があります。
  • お餅つきをスムーズに進めるためには、事前準備が必要です。特に木製の臼と杵は、使用前に水に浸しておくことが大切です。
  • もち米を蒸す際は、蒸し布の上でドーナツ状にすることで蒸気が均等に行き渡ります。
  • 餅つきでは、杵に体重をかけて力強くつき、返し手はもち米を適切に折り入れて形を整えます。
  • 使用後の臼は、しっかりとお手入れをしてゆっくり乾燥させることが、長持ちさせるコツです。急激な乾燥は避けてください。

これらのポイントを心がけて、お餅つきを楽しみつつ、大切な道具を長く使い続けていきましょうね。

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