お家の洗濯機には、便利な自動洗濯槽清掃機能がついているのをご存じですか?
この機能はとても役立つのですが、一旦操作を始めると、終了まで少し時間がかかるんですよ。
実は、洗濯槽が完全にきれいになるように、しっかりと汚れを浮かび上がらせるために、長時間水に浸す必要があります。
そのため、洗濯機のメーカーによっては、機能が始動してから10時間は操作が停止しないので、その点を理解しておくと安心です。
さて、この洗濯槽清掃について、もう少し詳しくお話ししていきましょう。
洗濯槽の長時間清掃プロセスについて
洗濯槽の深い清掃コースを選ぶと、終わるまでにかなりの時間がかかることがありますね。
このプロセスが10時間以上続くこともあって、時には洗濯機が故障しているのではないかと心配になることもあるでしょう。
ですが、ご安心ください。この長時間は汚れをしっかりと浸透させて落とすために必要なのです。
洗濯槽の汚れは隅々まで溜まりやすく、特に手の届きにくい部分にもびっしりと。そのため、じっくりと洗剤を浸透させる必要があります。
そのため、洗濯槽の清掃には時間がかかりますが、これでしっかりと汚れを落とすことができるのです。
洗濯槽の清掃は、できれば夜間や外出時など、洗濯機を使用しない時間帯に行うと良いでしょう。
我が家では、主に夜に設定して就寝前に清掃を行うことが多いですし、家族が外出する際にも利用しています。
洗濯機を急に使いたくなったときのことを考えると、清掃には長時間かかることを頭に入れておくと安心です。
洗濯機の槽洗浄を途中で止めることは可能ですか?
洗濯機の槽洗浄を始めてしまったけれど、途中で止めたくなることがあるかもしれませんね。
ご安心ください、多くの洗濯機で途中での停止は可能です。
ほとんどの洗濯機では、槽洗浄コースの途中で停止ボタンを押すことにより操作を中断できます。また、電源を切ることや、脱水コースを選択することでも停止させることができることが多いです。
操作方法はお使いの洗濯機の説明書に記載されていますので、確認してみてください。
洗濯機の中の黒いカスが消えないときはどうすれば良い?
洗濯機を掃除していると、時々、黒くてワカメのようなカスが出てくることがあります。
これは黒カビで、残った洗剤のかすや衣類の汚れが原因で発生します。
洗濯物にカビが移るのを防ぐためにも、このカビはしっかりと取り除く必要があります。
カビが取れないときは、塩素系のクリーナーを使ってみてください。
これはカビ取り剤としても使用される強力な洗剤で、洗濯槽のカビを効果的に取り除くことができます。
使用方法は簡単です。
塩素系クリーナーを洗濯槽に入れた後、ぬるま湯を加えて洗濯槽の清掃コースを開始すればOKです。また、メーカーから販売されている専用のカビ取り剤を使うのも良いでしょう。
定期的に洗濯槽を清掃していても、問題が解決しない場合は、専門の清掃業者に依頼するのも一つの方法です。
専門業者は専用の道具を使い、洗濯機の隅々まできれいにしてくれますので、心地よいですね。
一般的には料金は1万5000円程度が多いですが、清掃の品質を考えれば、その価値はありますよ。
洗濯機のお掃除で洗濯物のにおいを解消できる?
洗濯槽を見てみると、外から見た目はとても清潔に見えますが、目に見えないところには洗剤の残りや皮脂汚れが残っていることがあります。
これらが湿気と組み合わさってカビやバクテリアが繁殖し、時には洗濯物に嫌な臭いをもたらすことも。
本来は清潔にするために洗濯をしているのに、臭いがついてしまっては困りますよね。
でも、ご安心ください。
洗濯槽をきちんとクリーニングすることで、これらの微生物や残留洗剤を取り除き、洗濯物の臭いもスッキリさせることができます。
また、放置するとカビが増殖してしまい、アレルギーや喘息の原因にもなりかねませんから、定期的に洗濯槽を清掃することが大切です。
洗濯物に黒い海藻のようなカビが見られたら、それは洗濯槽の隠れた部分に問題がある兆候です。
このような場合は、早めに洗濯槽のクリーニングを行うことをおすすめします。
カビのない洗濯槽を維持するための日々のポイント
日常生活の中で少しの心がけで、洗濯槽のカビ発生を効果的に防ぐことができますよ。
洗濯機を使わない時は蓋を開けておきましょう
カビは湿気を好むので、洗濯機の内部を乾燥させておくことが、カビを防ぐ鍵です。
洗濯が終わったら、フタをしっかり開けて内部を空気で乾かしましょう。これだけで、かなりカビの繁殖を抑えることができます。
使用前の衣類は洗濯機に入れずに保管
汚れた衣類は、洗濯する直前まで洗濯機には入れず、別の場所で保管してください。
これは汚れた衣類から発生する細菌が洗濯機内で繁殖しやすく、それがカビの成長を助けるためです。
洗剤と柔軟剤の適切な使用
洗剤や柔軟剤を適切な量で使用することも大切です。過剰に使用すると、それが洗濯槽に残留し、カビの栄養源になることがあります。
メーカーが推奨する量を守り、汚れを効果的に落としましょう。
多く使用しても洗浄力が向上するわけではないので、適量を心がけてください。
まとめ
通常、洗濯槽の深い掃除には10時間ほどかかりますが、これは故障ではありません。
浸け置き洗いが理由です。
洗濯槽の清掃中に急に洗濯機を使用したくなった場合は、中断することも可能です。
洗濯槽から出る黒いカスは黒カビの兆候ですので、定期的な清掃を心がけて、洗濯槽を常に清潔に保ちましょう。
これで洗濯も快適になりますね。