お正月には欠かせない食材、お餅。
家族全員が喜ぶ一品ですが、電子レンジで加熱すると問題が生じがちです。皿に張り付いてしまい、取り除くのが難しくなることがあります。
しかし、身近なアイテムを利用すれば、お餅が皿にくっつかずに済む方法がいくつか存在します。
今回は、水、醤油、そしてラップを使った実践的なアプローチを紹介します。
特に効果的だった簡単な4つの方法を試してみましたので、その結果をお伝えします。さらに、電子レンジを活用したレシピや、電子レンジとトースターを組み合わせた時短で美味しいお餅の作り方もご紹介します。
これらの方法を使えば、お餅を温めた後の皿のお手入れもずっと簡単になるため、洗い物が格段に減ります。
忙しい日々を送るあなたにとって、電子レンジでお餅を加熱する際の時短技として役立つ情報です。
お家でお餅が余っているなら、この機会にぜひ試してみてください。
電子レンジでお餅をくっつかずに温める4つのテクニック
電子レンジでお餅を加熱する際、くっつき問題を防ぐための効果的な方法がいくつかあります。
インターネットでの情報を基に、特に簡単で手軽に試せる4つの方法をセレクトしました。
これには、家庭によくある水、醤油、ラップを利用するものや、ダイソーで入手可能な特定の製品を使用するものが含まれます。どの方法も短時間で簡単に実行できます。
さらに、これらの方法を使って実際にどれだけ効果的かを試してみました。
使用したのは、コンビニで買える中に切り込みが入った50gのお餅です。実際に試した結果も共有しますので、興味のある方法をぜひ試してみてください。
水を使った方法
水を使って、お餅が皿にくっつかず柔らかく仕上がる簡単な加熱方法を紹介します。
作り方
- 耐熱容器にお餅が隠れる程度の水を入れます。
- その水にお餅を浸し、表裏を返してしっかり水につけます。
- ラップなしで600Wのレンジで1分から1分30秒ほど加熱します。その後、水気をきります。
私の家のレンジを使用したところ、1分半で少し角が硬くなりましたが、2分がちょうどよい柔らかさになりました。
お餅を容器から取り出す時は少し緊張しましたが、問題なくくっつかずに剥がれました。
出来上がりは柔らかく、子供も喜んでたくさん食べ、リピートを求めてきました。
ただし、レンジの加熱時間が長すぎるとお餅が柔らかくなりすぎるので注意が必要です。
醤油で簡単加熱
今度は醤油を少量使った加熱方法を紹介します。
作り方
- 耐熱皿に置いたお餅の中心に醤油を1〜2滴落とす
- その後、電子レンジで加熱する
私は600Wで40秒程度加熱したところ、水を使う方法と比べてより短時間でお餅が柔らかくなりました。水を使わないため、皿にくっつくかどうかが心配でしたが、問題なくくっつきませんでした!
また、醤油を加えた部分からお餅がふくらむ現象が起こり、面白い効果を観察しました。
これは醤油とお餅の温まる速度の違い、すなわち比熱の差が影響しているようです。
ただし、加熱時間が長すぎるとお餅が全体的に膨らんでしまい、くっつくリスクがあります。
初めは30秒から試し、お餅の硬さを確認しながら時間を調整することをおすすめします。
ラップで簡単解決
次に、ラップを活用したお餅の加熱方法です。
作り方
- 耐熱皿にラップを敷く
- お餅を水で軽く湿らせ、敷いたラップの上に置く
- 600Wのレンジで30秒加熱し、お餅が膨らんできたら中断する
我が家のレンジを使ったところ、30秒では少し角が固くなりましたが、50秒で適度な柔らかさが得られました。
ラップを敷いているおかげで皿にお餅がくっつくことはなく、後片付けも簡単でした。
通常、ラップは食材を覆うために使いますが、食材をラップの上に置くのは新しい発想かもしれませんね。
ダイソーの専用お餅調理器
これまで水、醤油、ラップを使ったお餅の加熱方法を紹介してきましたが、専用の製品を使用する方法もあります。
ダイソーで見つけたお餅専用の電子レンジ調理器がその一例です。
製品情報
- 名称: 電子レンジ用お餅調理器
- 価格: 110円(税込)
- 材質: ポリプロピレン
- サイズ: 奥行き17.3cm × 横幅13.1cm × 高さ2.1cm(2023年11月現在)
この調理器の特徴は、表面に多数の突起があり、大根おろし器に似た設計で無数の小さな穴が開いています。これにより、お餅を置いて40秒加熱するだけで、お餅が器にくっつくことなく柔らかくなります。
実際に試してみたところ、お餅がスムーズに取れることに加え、準備から完成まで非常に簡単でした。この方法が私にとって最も手軽で効果的であると感じました。
以上、さまざまな方法を紹介しましたが、どれも簡単に試せるものばかりですので、興味のある方法をぜひ実践してみてください。
電子レンジでお餅を温める際のポイント
電子レンジを利用してお餅を温める際には、以下の点に注意してください。
- 複数のお餅を温める場合、互いに間隔を空けて配置する
- 加熱中は電子レンジの様子を常に確認する
お餅が接近していると、加熱時にくっつく可能性がありますので、なるべく離して置くことが重要です。
また、加熱時間が長すぎると、お餅が過剰に膨らんでしまい、最悪の場合、破裂することもあります。
お餅のサイズや電子レンジの設定によって、適切な加熱時間が異なりますので、お餅が膨らみ始めたらすぐに電子レンジを止めるなど、慎重に操作することが望ましいです。
加熱中は電子レンジから目を離さず、安全かつ美味しい状態を見極めましょう。
電子レンジで簡単!お餅活用レシピ3選
毎年の年末年始、お餅を多く買いすぎてしまい、余って困ることがありますね。そんなとき、電子レンジで簡単に作れるお餅レシピがあれば便利です。
きな粉餅、バター餅、いなりあげ餅など、簡単でおいしいお餅レシピを紹介します。
これらはすべて電子レンジを使って手早く作ることができるので、お餅の消費にも役立ちます。
きな粉餅レシピ
材料(2人前)
- 丸餅:2個
- 水:適量
- きな粉:大さじ2
- 上白糖:大さじ1
作り方
- 耐熱ボウルにお餅を入れ、お餅が浸るくらいの水を加える。
- ラップをせずに600Wの電子レンジで2分30秒加熱し、お餅を柔らかくする。
- 別の容器にきな粉と上白糖を加えて混ぜ合わせる。
- 加熱後のお餅の水気を切り、3の混ぜたきな粉に絡める。
きな粉はタンパク質やナトリウム、大豆イソフラボンを含み、栄養価が高いため、エネルギーを補給するお餅と組み合わせると、おすすめのおやつになります。
バター餅
材料(2人前)
- 切り餅:3個
- 水:80ml
- バター:8g
- 片栗粉:大さじ半分
- 打ち粉用片栗粉:適量
【Aの材料】
- 卵黄:半分
- 砂糖:大さじ2.5
- 塩:少々
作り方
- 切り餅と水を耐熱ボウルに入れ、ラップをして600Wの電子レンジで約2分30秒加熱します。
- 餅が柔らかくなったら水を捨て、Aの材料を加えてよく混ぜます。
- 打ち粉用の片栗粉を敷いたバットに混ぜた餅を入れて棒状に形成します。
- 粗熱が取れたら食べやすいサイズに切り分けます。
秋田県の郷土菓子にも似たバター餅は、その甘みとバターの香りが子供から大人まで楽しめます。
いなりあげ餅
材料(2人前)
- 餅:2個
- 油揚げ:2個
- 水:150ml
- 砂糖:大さじ2
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ1
作り方
- 水、砂糖、醤油、みりんを耐熱ボウルに入れてよく混ぜます。
- 油揚げを半分に切り、混ぜた液に浸します。
- 油揚げと液が入ったボウルをラップし、600Wで2分加熱します。
- 油揚げを裏返し、再びラップをしてさらに2分加熱します。
- 加熱後はラップを取り、油揚げを冷まします。
- 冷めた油揚げの中にスライスした餅を挟みます。
- 餅を挟んだ油揚げを耐熱容器に入れ、ラップをせずにさらに4分加熱します。
これらの簡単な電子レンジレシピを試して、お餅をおいしく消費しましょう!
電子レンジとトースターを併用!お餅の美味しい焼き方
電子レンジでお餅を加熱した後、トースターで焼き色をつける方法を紹介します。レンジだけでは味わえない、パリッとした香ばしさをお楽しみいただけます。
ただし、トースターのみでお餅を焼くと、外は焦げて中がまだ硬いままということがよくあります。
その問題を解決するために、レンジで予熱してからトースターで仕上げる方法が効果的です。
作り方
- 切り餅を1個、600Wの電子レンジで20秒から30秒ほど加熱します。
- その後、1000Wのトースターで約2分30秒加熱します。
トースターで加熱する際は、お餅に醤油を一滴垂らしてから焼くと、網にくっつきにくくなります。
これにより、トースターだけを使った場合の5分以上の加熱時間を短縮し、外はカリッと中はふっくらとしたお餅を簡単に作ることができます。
電子レンジとトースターを組み合わせて、手軽に美味しいお餅をお楽しみください。
お餅のレンジ活用法と便利レシピまとめ
電子レンジでお餅を温める際のくっつかない方法や、簡単で美味しいレシピについてご紹介しました。以下が主なポイントです:
- お餅を電子レンジで温める際、水に浸す、醤油を一滴加える、または皿にラップを敷く方法が有効で、皿へのくっつきを防ぎます。
- ダイソーの電子レンジ用餅調理器を使えば、置くだけで簡単に柔らかく、くっつかないお餅が完成します。
- お餅を温める際は、過加熱に注意して爆発を防ぐためにレンジを常に監視する必要があります。
- 電子レンジで簡単に作れるお餅レシピとしては、きな粉餅やバター餅などがあり、手軽で美味しく仕上がります。
- お餅を短時間で柔らかくかつパリッとした食感に仕上げたい場合は、電子レンジとトースターを併用する方法が効果的です。
また、お餅はお米と比較して同じ量で約同じカロリーを持ちますが、腹持ちが良く、間食を防ぐ効果があるため、ダイエットにも適しているかもしれません。
お家に余ったお餅があれば、これらの方法を試して、手軽に美味しいお餅料理を楽しんでみてください!