還暦を迎える大切な方へのプレゼント選び、熨斗の名前の書き方に少し悩まれていませんか?
家族全員で贈るか、あるいはご夫婦だけで贈るかによって、書き方も変わってくるものです。
「名前を入れずに熨斗だけで大丈夫かしら?」と不安に思われる方もいるかもしれませんね。
ここでは、還暦祝いでの熨斗の名前の書き方のマナーや実例をご紹介します。
のし紙の選び方:内のしと外のしの使い分け
のし紙を使う際には、「内のし」と「外のし」の2種類の方法がありますが、どちらを選ぶかは贈るシチュエーションによります。
お祝いの気持ちを形にするのし紙ですが、厳密なルールはなく、心を込めて選ぶことが大切です。
内のしを使う場面
内のしは、のし紙を商品にかけた後に包装紙で包むスタイルです。
この方法だと、プレゼントを受け取ってから包装を解いて初めて贈り主とその意図が明かされます。
これは内祝いなど、控えめな気持ちを表現する際に適しています。また、贈り物が配送される際にのし紙が傷まないように保護する効果もあります。
外のしを使う場面
外のしは、包装紙の上にのし紙をかける方法で、贈り物を受け取った瞬間に贈り主やお祝いの内容が分かりやすいです。
これは結婚祝いや出産祝いなど、すぐに祝意を伝えたい場面に適しています。
還暦祝いでののし紙の選び方
還暦祝いでは、通常「外のし」が一般的です。
ただし、プレゼントを渡すまで時間がある場合は、のし紙がきれいなまま届くよう「内のし」を選ぶと安心です。
なので郵送で送る場合などは汚れないように「内のし」のほうが良いでしょうね。
どちらの方法も、お祝いの心をしっかりと相手に伝えるために大切な選択となります。
夫婦で名前を連ねる熨斗のマナー
還暦のお祝いで、ご夫婦でお名前を連ねる際の適切な書き方についてご案内します。
熨斗に名前を書く際の一般的な流れとして、夫の名前は水引の真下、中央に、妻の名前はその左隣に配置します。
この配置で、格式ある形式を守ることができます。
夫婦共通の名前の書き方
最近では、少々変わった書き方も見受けられます。
例えば、夫婦の共通の姓を中央に大きく書き、その下に個々の名前を左右に配置する方法です。
このスタイルも礼儀正しく、好まれる場合が多いです。
夫婦別姓の場合の名前の配置
夫婦別姓を選ばれた場合は、夫のフルネームを右側に、妻のフルネームを左側に記すのが一般的です。
双方の名前をフルで記すことで、相手への敬意が表されると好評です。
家族名を熨斗に記すマナー
お祝いに際して、贈る家族の名前を熨斗に記すのは、基本のマナーです。
特に還暦祝いでは、ご本人の子供たちや孫からの贈り物が一般的です。
このような場合、「子の一同」や「孫の一同」などの表現が適しています。
熨斗の水引きの下にこれらの言葉を添えることで、家族一丸となってお祝いしていることが表現できます。
- 子供一同
- 孫一同
以上のような形で、温かみのある言葉を添えて、心からのお祝いを贈りましょう。
還暦祝いの熨斗に会社名や肩書を記す際の注意点
還暦のお祝いに熨斗を用意する際、会社名や肩書を入れたいと考えることもあるでしょう。
ここでは、そんな場合の丁寧な書き方をお伝えします。
会社名や肩書を記載する方法
お祝いの熨斗に個人の名前を記入する場合、その名前の右上に、少し小さめの文字で会社名を加えるのが一般的です。
ここでは「株式会社」のような法人格を示す言葉も省略せずにしっかりと書きましょう。
(株)と略さないほうがいいですね。
複数人で贈る場合の書き方
複数人で熨斗を贈る際は、通常は最大3人の名前を記載します。
もし4人以上で贈るなら、中央に代表者の名前を大きくし、その横に「外一同」や「他一同」などと小さく書くと良いですね。
個々の名前を記載する場合は、職位が高い順や年長者から順に名前を並べると、見た目にも美しく、敬意を表すことができます。
これらのポイントを押さえて、心を込めた熨斗を準備してみてくださいね。
熨斗紙には名前をどう記入する?
熨斗紙の使用には堅苦しいルールがあるわけではありませんが、身内や親しい間柄でも一定の慣例がありますね。
普段は熨斗の中央にお祝いの理由を書き、贈り主の名前を添えることが多いです。
ただ、何も書かない無地の熨斗を選ぶこともあります。
特に還暦のような節目のお祝いでは、熨斗を使うこと自体が節目を祝う気持ちを形にしています。
還暦祝いでは、熨斗に「還暦祝い」と書き、贈り主の名前も忘れずに入れることがおすすめです。
お祝いの心をしっかりと相手に伝えましょう。
表書きの書き方をさらに詳しく説明している記事があるので時間のある時に読んでみてください。
→還暦のお祝いに最適!熨斗や水引の選び方と表書きについてのアドバイス
還暦祝いでの熨斗に名前を入れずに贈るのは問題あり?
熨斗を使う場面では、家族間など親しい関係であれば、必ずしも厳密なルールに従う必要はないかもしれません。
一般的には、熨斗の表書きには何のためのお祝いかを明記し、名入れ部分には贈り主の名前を書き加えます。
無地の熨斗紙は通常何も記入されていないものを指し、特別な場合に用いられることがあります。
今回のような還暦祝いでは、熨斗を使うこと自体が特別な贈り物の意を表します。
ですから、もし「還暦祝い」と表書きをするならば、贈る人の名前も添えて、誰が祝福しているのかを明確に示すのが適切です。
これにより、お祝いの心が伝わりやすくなります。
まとめ
今回は、還暦祝いにおける熨斗の書き方についてお話ししました。
還暦は、長い人生を祝う重要なイベントですね。通常、尊敬する年長者への敬意を示してお祝いします。
人生の節目を大切な人たちと共に祝うことは、とても心が温まります。お祝いの気持ちが相手にも伝わり、喜んでもらえることでしょう。
60歳は、人生の新たなスタートとも言えます。
これからも良い関係を築きながら、お互いを励まし合い、支えあっていけたらと思います。