ヨーグルトを水切りして濃厚な味わいに変えてみませんか?
この方法で、カロリーを抑えつつタンパク質を豊富に含んだ食品になり、体重が気になっている人にもピッタリです。
水切りヨーグルトは滑らかでクリーミーな食感が特徴で、そのままでも非常においしいです。
驚くほど簡単にできるのが、キッチンペーパーを使用する方法です。手元にある通常のヨーグルトとキッチンペーパーがあれば、他に特別な道具は必要ありません。
基本的な作り方に加えて、時短テクニックや他の方法でヨーグルトを水切りする方法も解説します。
さらに、水切りヨーグルトを使ったレシピや、残ったホエーを利用したレシピも紹介します。
この記事を参考にして、自分に合った方法とレシピを見つけて楽しんでくださいね♪
キッチンペーパーを利用したヨーグルトの簡単水切り術
キッチンペーパーでヨーグルトを水切りする方法には、いくつかの手順があります。ここでは、特に基本となる手法を解説します。
準備するものは、お気に入りのヨーグルト、キッチンペーパー、ふるい、そして液体をキャッチするための容器だけです。
基本的な水切りヨーグルトの作り方
材料
- 市販のヨーグルト…必要な分量
作り方
- まず、ボウルの上にふるいを置き、その上にキッチンペーパーを広げてヨーグルトを注ぎ入れます。この際、ふるいがボウルから少し浮かぶように設置して、下のボウルに水分(ホエー)が溜まるようにします。
- 次に、ふるいの上をラップで覆い、30分から一晩放置します。その間にヨーグルトの水分が切れ、完成です。
この基本的な方法の利点は、必要に応じてヨーグルトの量を調整できることです。たくさん作りたい時も、少量だけ作りたい時も、容易に量を変更できます。
容器ごと簡単水切りヨーグルト
洗い物が面倒な方に最適な、ヨーグルトパックをそのまま利用する水切り方法を紹介します。
驚くことに、この方法でパックから取り出さずに水切りヨーグルトが完成します!
材料
- 普段食べているヨーグルト…1パック
作り方
- ヨーグルトの蓋を外し、キッチンペーパーを2枚重ねてパックの上に乗せ、輪ゴムで固定します。
- パックを逆さまにして、斜めに置ける容器(計量カップやコップが適しています)にセットし、全体をビニール袋に入れて口を縛ります。これを30分から一晩置くと、水切りヨーグルトの完成です。
この方法なら、水切り後に蓋を再び閉めて保存も可能で、使い勝手が良いです。
パックをそのまま使うため、洗うものが少なく、手軽に作れる利点があります。ただし、ヨーグルトの量を調整したい場合には不向きかもしれません。
キッチンペーパー以外でヨーグルトを水切りする別の方法
前の項でキッチンペーパーを使用してヨーグルトを水切りする簡単な方法を紹介しましたが、他にも便利な手段があります。
以下のような状況で代替案が必要なことはありませんか?
- キッチンペーパーが手元にない
- キッチンペーパーが水を吸うとすぐに破れる
- ヨーグルトがペーパーにくっついて綺麗に取れない
- 少量だけ作りたいので、省スペースで済む方法を探している
これらの問題を解決するため、以下の2つの方法を提案します。
まず、コーヒードリッパーを利用する方法です。
もし家にコーヒードリッパーがあれば、それを活用してヨーグルトを水切りできます。
ペーパーフィルターがない金属製のドリッパーを使えば、ペーパーロスの心配もなく、ヨーグルトがペーパーにくっつくこともありません。スプーンで簡単に別の容器に移すことができ、非常に便利です。
もう一つの方法は、茶こしを使う方法です。
必要な量のヨーグルトを茶こしに入れて、コップの上にかけるだけ。コップが自然と水分を受け止めます。
少量のヨーグルトを水切りしたい場合に特に適しており、場所も取らずに済みます。
どちらの方法も、ヨーグルトを置く時間によって最終的な水分の量が調節できます。
一晩置くと、濃厚なクリームチーズのような食感になり、30分で水切りすると、普通のヨーグルトよりもコクが増して非常に美味しくなります。
水切りヨーグルトの保管方法と保存期間
水切りヨーグルトは冷蔵で保管する際、開封後2日から3日以内に消費することが推奨されます。容器に密封して冷蔵庫に保管し、乾燥を防ぎましょう。
通常のプレーンヨーグルトの場合、開封前は1~2週間程度保つことが多いですが、水切りヨーグルトは開封後すぐに賞味期限が短くなる傾向にあります。
新鮮な状態で作り、速やかにお召し上がりください。
もし長期間保存したい場合は、冷凍が適しています。
使用する分量ごとに小分けにしてラップで包むか、製氷皿に入れて冷凍する方法があります。これをジッパー付きの袋に入れて冷凍庫に保管すると、他の食品の匂いが移るのを防ぐことができます。
解凍する際は、冷蔵庫でゆっくりと解凍してください。
冷凍により食感が少し変わる可能性があるため、解凍後はそのまま食べるよりも、料理やデザート作りに活用する方が良いかもしれません。
各種レシピで美味しく楽しめる方法が豊富にあります。
時短水切りヨーグルトの作成方法!
「水切りヨーグルトをすぐに使いたい!」という時、どうすれば早く作れるのでしょうか?
ここでは、時間を大幅に短縮する水切りヨーグルトの裏技をいくつか紹介します。
電子レンジを使って約2分で完成
この方法では、通常とは異なる食感の水切りヨーグルトが完成します。
カッテージチーズのようにぽろぽろとした食感のものができあがりますが、準備時間は非常に短いです。
材料
- 普段食べているヨーグルト…100g
作り方
- ヨーグルトを耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱します(600Wで2分)。
- 加熱後、ザルで水気を切れば完成です。
この方法では、加熱により水切りが速く行えるため、忙しい時に便利です。
ただし、得られる水切りヨーグルトはぽろぽろとした食感になるため、滑らかなタイプを好む場合には不向きです。
この独特の食感を活かして、サラダのトッピングなどに使用すると良いでしょう。
塩を加えて短時間で水切り
通常の水切りヨーグルトに微量の塩を加えることで、わずか1時間半から2時間で一晩置いたような効果を得られます。
滑らかな水切りヨーグルトを迅速に作りたい方にぴったりの方法です。
材料
- 普段使用するヨーグルト…100g
- 塩…1つまみ
作り方
- 水切りヨーグルトの基本の作り方に従い、ボウルの上にザルを置き、キッチンペーパーを敷いてヨーグルトを入れます。
- ヨーグルトの上に塩を一つまみ加えます。
- ラップをして、1時間半から2時間放置すると完成です。
この塩を加える方法では、短時間で滑らかな水切りヨーグルトが作れますが、塩味が若干残るため、塩味を気にせずに楽しめるレシピでの使用がおすすめです。
重しを使って迅速に水切り
電子レンジで加熱する方法や塩味が苦手な方に、重しを使用する簡単な水切りヨーグルトの作り方を提案します。
作り方は非常にシンプルです。
基本の水切りヨーグルトの作り方に従い、その上に重しを置くだけです。重しとしては、水を入れたビニール袋が効果的です。
この方法では、約30分から1時間で水切りヨーグルトが完成します。
水切りヨーグルトとその多彩な利用法
水切りヨーグルトはそのまま食べても絶品ですが、様々なレシピにも活用できます。
以前、水切りヨーグルトがクリームチーズのような食感になることを紹介しました。
クリームチーズの代わりにこのヨーグルトを使えば、料理がとてもヘルシーになります。普通のヨーグルトよりも脂肪が多いかもしれませんが、クリームチーズや生クリームに比べれば低脂肪で高タンパク質です。
カロリーや脂肪に敏感な方にもおすすめです。
今回は水切りヨーグルトを使用した2つのレシピと、副産物であるホエーの利用方法を紹介します。
ベイクドチーズケーキ
材料(18cm型)
- 水切りヨーグルト…180g
- 砂糖…70g
- 卵…2個
- 薄力粉…20g
- 低脂肪生クリーム…200ml
- レモン汁…大さじ1
- クッキー(底用)…80g
- バター(底用)…40g
作り方
- クッキーを細かく砕き、溶かしたバターと混ぜ合わせ、型に敷き詰めます。
- 別のボウルで水切りヨーグルト、砂糖、卵、薄力粉、生クリーム、レモン汁を順に加え、泡立て器でよく混ぜます。
- 混ぜた生地を型に流し込み、事前に予熱した180℃のオーブンで約45分焼きます。
- 焼き上がったら、冷蔵庫で冷やし固めた後、切り分けてお召し上がりください。
ヨーグルトとマンゴーのアイスクリーム
材料
- ヨーグルト…400g
- 砂糖…大さじ4
- 生クリーム…100ml
- 冷凍マンゴー…100g
作り方
- 初めに400gのヨーグルトを水切りして、約200gの水切りヨーグルトを得ます。
- 水切りしたヨーグルトをボウルに戻し、砂糖、生クリーム、冷凍マンゴーを加えてしっかりと混ぜ合わせます。
- 混合したミックスを冷凍庫で4時間以上冷やし、固めればアイスクリームの完成です。
このレシピは、クリームチーズや生クリームを使った他のレシピにも応用可能です。
ヘルシーなおやつを楽しみたい方やヨーグルトを愛する方に、水切りヨーグルトを使ったさまざまなアレンジレシピを試してもらいたいですね。